「施工事例を増やしているんだけど反応がないなぁ…」
「事例集って何を書いたらいいんだろう?」
「写真だけ掲載していればいいんじゃないの?」
施工事例集はうまく活用すると
「うちもこんな工事をお願いしたい!」
と、お問い合わせを増やすことにも繋がります。
こちらでは施工事例集の作り方、見せ方、ビフォーアフター写真の並べ方や文章のポイントなど具体的な事例を交えてご紹介します。

施工事例ページがビフォーアフター写真だけだったり、完成写真だけで説明もなかったり…
そのような会社って結構多いんですよね。
私が制作させて頂いた会社さんでも実際に施工事例ページを読んでもらえるコンテンツに変えたところ、PV(ページビュー)も問い合わせ件数も増えるという経験を何度もしていますので、
施工事例ページを充実させることは、売り上げに直結すると確信をもっています。
対してユニークアクセス(UU)は何人訪れたか。
HPに100人(UU)訪れて150回(PV)表示されたら、1人あたり1.5ページ見ている計算になります。
自社で作成・運営している会社、またはホームページ制作会社に管理や更新も任せている会社もあるでしょう。
しかし、施工事例の見せ方は集客にも効果的ですので、自社でホームページを運営されている会社さんは特に参考にして頂ければと思います。
おかげ様で現在、お取引企業様の最長で7年間続けさせて頂いております。
ホームページ運用・WEB集客・SEO対策に関するご相談承ります。
私でお役に立てることがあれば、お気軽にご相談ください。
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あと、こちらにFAQの作り方をご紹介していますので、お時間があるようでしたら合わせて参考にどうぞ。
本記事の内容
施工事例の目的

施工事例を掲載する建設会社は多いですが、中には写真だけ掲載している会社や、完成写真だけを並べて掲載している会社もあります。
なんだか素っ気無いですよね。
百聞は一見に如かずといいますが、どんな工事をしたのか、完成写真はどんな風に変わったのか。
ビフォーアフター写真共に、
- どんな工事だったのか
- どんな部分にこだわったのか
- お客様のどんな要望に応えたのか
など、わかりやすく説明した方が良いです。
施工事例ページは、施工事例を紹介するだけではない
なぜ、施工事例ページはわかりやすい方が良いのかというと、
他のライバル会社との差別化をはかる目的もあります。
わかりやすく丁寧に説明したり、お客様のどんな要望にどんな形で応えたのか。
詳しく説明することで、
親身になって工事してくれそう
とか
この会社なら安心かな
という気持ちを持ってもらうことです。
まだ直接対面していないホームページでは親身になってくれそうな印象を与え「ここに相談してみよう」と思ってもらうこと大事です。
実際、建設会社のアクセス解析を見ていると、施工事例ページを見る方は多いです。
施工事例の写真はカタログ
あと一つ注意点を加えると、施工事例の写真です。
建築土木の現場では、施工している間に資材に傷がついてしまうことはあるあるかと思います。
しかし、施工事例に載せる写真に関しては、無傷で綺麗な仕上がりの写真を掲載しましょう。
お客様からみたら、施工事例の写真はカタログ写真のようなものです。
実際の現場ではクレームにならないようなレベルでも、傷ついたり一部破損していたリ、たとえお客さんが誤って傷をつけてしまった場合でも、そのような写真は載せない方が良いです。
カタログ写真だとすると、カタログ(他のお客さんの写真)では傷ついているのに「あなたには綺麗な仕上がりを約束します」といっても説得力がありませんよね。
工事中から施工事例用に写真を撮りためていたとしても、完成写真に問題があれば掲載は控えた方が良いです。
施工事例のビフォーアフター写真の見せ方。基本的な5つの流れ

さて、ここで具体的な施工事例の見せ方をご紹介したいと思います。
施工事例は下記のような流れで写真と文章を掲載すると良いです。
- 完成写真
- 具体的な施工内容
- ビフォー・アフター写真
- お客様の要望・担当者から
- 施工の流れ
当社で数年前に作成した舗装業のホームページですが、掲載許可を頂いているので実際の掲載例とともにご紹介します。
一つの例としてご覧いただければと思います。
まず全体の流れをご覧いただいてから、具体的に解説していきます。

1.完成写真
記事にはタイトルが入りますので、まず工事内容がわかるように記事タイトルを入れます。
そして、最初に完成写真を掲載します。
まず最初に結果を紹介します。
2.具体的な施工内容
続いて、具体的な工事内容を解説します。
どんな工事なのかを具体的に簡潔に説明します。
3.ビフォー・アフター写真
簡単に工事内容を説明したうえで、ビフォーアフター写真を見てもらいます。
このビフォーアフター写真で違いを視覚的に理解してもらいます。
4.お客様の要望・担当者から
この部分は、「お客様の要望」か「担当者から」なのかはどちらでも良いと思いますが、
- どんな要望を頂いたのか
- どんな提案をしたのか
- どこにこだわって工事をしたのか
など、簡単に説明します。
5.施工の流れ
続いて、施工の流れを写真と共に解説していきます。
3枚でも5枚以上でも工程がわかるように掲載すると良いでしょう。
そして、写真1枚に対して「何をしているのか」「何のためにしているのか」説明があると分かりやすいでしょう。
施工事例を掲載する上での3つの注意点

ここまで施工事例の具体的な流れをご紹介してきましたが、
施工事例を書き、読んでもらう上での注意点をご紹介しておきます。
- 施工事例で専門用語は極力使わない
- お客様の声や、お客様の写真を掲載する場合は後ろに
- 施工事例ページの最後に関連した施工事例のリンクを掲載
この3つのポイントについて一つひとつ見ていきましょう。
施工事例で専門用語は極力使わない
誰に向けてHPがあるのか。という点でも違ってきますが、
素人の見込み客にご覧いただくのが目的であれば専門用語は使わないようにしましょう。
専門用語を使った場合は、()内にわかりやすい言葉を書くか、補足説明を書くと良いです。
専門用語を使っても読み手がわからなければ意味ないですし、何を言っているのかわからないものを読み進めるのは苦痛です。
お客様の声や、お客様の写真を掲載する場合は後ろに
施工事例ページでは、その工事を依頼したお客様の声や、お客様の写真を掲載するのもアリです。
どこに掲載するか、正解を出すのは難しいですが私なら施工事例の最後に掲載しますね。
お客様の声が読みたい方は、お客様の声ページを見るはずです
(HPにお客様の声ページがある場合)
施工事例を紹介するページなので、施工事例が先です。
施工事例ページの最後に関連した施工事例のリンクを掲載
施工事例ページを下にスクロールしていくと、どの建設会社でも問い合わせページへのリンクやメニューがあると思いますが、
ご覧いただいた施工内容と、同じような施工事例が他にもある場合は関連ページへの導線も作りましょう。
一つで納得する方もいれば、もっと他の施工事例も見たいと思う方もいます。
施工事例の写真の撮り方3つのポイント

続いて、施工事例の写真についてご紹介します。
施工事例の写真は大事です。
写真があるから説明文や工事内容を伝えやすくなるわけですから、施工事例の写真は大事。
もちろん、プロが撮影した方が綺麗な仕上がりになると思いますが、
工事をするたびにプロに撮影をお願いするのはなかなか難しいでしょう。
そこで、ここでは施工事例の写真を撮影する際に気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
- ビフォーアフター写真は同じ位置から撮る
- 流れを意識して多めに撮影する
- 写真サイズは大きめで
それでは、一つひとつ見ていきましょう。
ビフォーアフター写真は同じ位置から撮る

工事着工前と、完成写真は同じ位置から撮影した方が良いです。
理由は、
わかりやすいから。
です。
施工事例集をご覧いただく方を、素人を想定しているなら考えさせる写真はNGです。
ビフォーアフター写真は流れを意識して多めに撮影する
工事の流れを、事前に想定して要点要点を撮影していきましょう。
少し多いくらいの方が良いです。
施工の流れを書く際に、不要な写真は使わなければ良いですが、足りない写真はもう撮影できないですよね。
なので、少し多いくらいが良いです。
写真サイズは大きめで
写真の画像サイズは、少し大きいくらいの方が良いです。
ホームページに掲載するとき、小さな画像を引き伸ばすと画質が荒れます。
大きな写真を小さくする分には問題ないですが、小さな写真を大きくするとボケるのでホームページ幅より広い写真を用意しましょう。
ヘッダー幅が2,000pxなら2,500px以上が良いでしょう。
カメラはスマホでも良い
施工事例の写真について、
あと一点付け加えますと
カメラはスマホでも良いです。
高価なカメラに越したことはありませんが、現場で作業しながら撮影するのはけっこう大変ですよね。
スマホ内蔵カメラも機能は向上していますので、お手持ちのスマホでも構わないでしょう。
外なら晴れた日。
内装関係の施工事例でも、できるだけ明るい場所で撮影するのがおすすめです。
施工事例ページの作り方でアクセスを増やす!(施工事例ページのアクセスを増やす)

最後に、施工事例ページにアクセスを増やす方法もお伝えしておきます。
建設業のホームページは、トップページへのアクセスがほとんどかと思います。
トップページ→施工事例
の流れだけでなく、
せっかく、見て読んでもらえる施工事例ページを作るのですから、もっとアクセスを増やしたいですよね。
ここで施工事例ページに直接アクセスを呼び込む方法をご紹介します。
施工事例ページは、検索エンジンからあまりアクセスを集められるコンテンツではありませんが
上記のようにしっかり内容を書いて、読み物として成立しているとアクセスUPにも繋がります。
施工事例ページのタイトルのつけ方。ダメな例・良い例

施工事例ページを写真と文章で作成したら、そのページの大見出しにあたるタイトルをつけて更新すると思いますが、良い例・ダメな例があります。
ここはとても大事です。
まずダメな例をご紹介します。
施工事例ページのタイトルダメな例
・施工事例その1
・●●市、田中様邸
このようなタイトルはNGです。
理由は、上記のような言葉(キーワード)で検索する人はいないからです。
施工事例ページに直接、検索エンジンからのアクセスを見込むなら「工事の具体的な内容」をタイトルにします。
- 電動シャッターのモーター交換工事
- ひび割れた擁壁の改修工事
- 経年劣化で剥がれていたサイディングのコーキングを補修しました
- 雨漏りしていたトタン屋根の補修をしました。
- 水道メーターボックス交換した施工事例です。
- 玄関ドアのサビ止め塗装工事
など、できるだけ具体的なタイトルにすることをおすすめします。
このように施工内容を具体的に示すタイトルにすることで、同じような工事をしたいと考えている人が、具体的なキーワードで検索した場合にアクセスが見込めます。
施工事例ページのタイトルを決める際の注意点。

上記でお伝えしたようにタイトルをつける際に、注意点があるのでお伝えしておきます。
検索エンジンのルールとして「1記事1キーワード」が原則です。
検索エンジンは同じタイトルや内容の記事を「重複コンテンツ」として嫌います。
「同じキーワードの記事があるけど、どっちを検索結果にあげれば良いの?」
と評価が分散されて、結果的にどちらも検索順位が下がる恐れがあるからです。
カニバリゼーションとは共食いという意味で、
複数のページが同じキーワードで競合し合ってしまうことを指します。
ホームページに掲載する施工事例が増えてくるにつれ、同じような事例も増えてくると思います。
キーワードが被らないようにタイトルをつけましょう。
施工事例ページが増えたときの「カニバリ」対処法
このようなカニバリを避ける方法は、大きく2つございますので紹介します。
1.重複する施工事例ページをnoindexにする
noindex(ノーインデックス)とは、Googleの検索ロボットに「このページは検索エンジンに読み込まないでください」と指定するものです。
重複するページの一方をnoindex設定にすることで、上位表示したいページを決定します。
2.同じ内容の施工事例ページをまとめる
玄関ドアのサビ止め塗装のページで、事例1、事例2というように1ページにまとめる方法も有効です。
コンテンツに厚みが出ますし、見込み客にとっても検討材料としてより良いものとなるでしょう。
ワードプレスの記事更新画面にあるTitleタグ・descriptionタグに関して、具体的な書き方や知識を深めたい方は下記の記事も参考にどうぞ。
さいごに
施工事例の作り方、見せ方についてお伝えしてきました。
私自身、建築会社のWEB担当として新規立ち上げや、順位が上がらないホームページの改善などWEB集客のお手伝いをしている中で、施工事例ページを活かせていないホームページが多いなと感じていたのでまとめました。
実際、この建設会社のホームページ「このキーワードで上位表示してすごいなぁ」と思って調査してみると、
「あれ、意外とアクセス数少ないな」
と感じるホームページって多いんですよね。
トップページでしかアクセスを集めていないホームページが多いです。
うまく施工事例ページを制作できれば、
施工事例を増やすと仕事の依頼も増える
という流れを作ることもできますので、
参考にしてみて下さいね。
なおホームページを改善してほしい。制作してほしい。
など、ホームページの制作・リニューアル・改善・SEO対策などのご相談も承っております。
私でお役に立てることがあれば、お気軽にご相談ください。
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