企業ホームページの制作を考えている方の中には、Emanon(エマノン)というwordpressテーマを検討されている方も多いと思います。
日本語に対応していて、企業ホームページに特化したテンプレートで内部SEO対策まで万全。
というwordpressテーマって実は少ないですからね。
また、フリーランスの方の中にも企業のホームページ制作を依頼されてEmanonの使用を選択肢に入れている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、wordpressテーマ「Emanon」についてまとめました。
また、最上位版の「emanon premium」で実際にホームページを作成しましたので、その事例を紹介しながら使ってみた率直な感想を紹介しますので参考にどうぞ。
『勝ちパターンで企業ホームページ制作します』
本記事の内容
Emanon(エマノン)とはどんなwordpressテーマ?

Emanonは4種類のラインナップがあり、いずれも
- 日本語対応
- 内部SEO対策
- レスポンシブデザイン(モバイルフレンドリー)
です。
Emanonラインナップ。
Emanon Free | 無料(Emanon Proの廉価版) | ファーストビュー1種類 ウィジェット1種類 |
Emanon Pro | 9,800(ブログ) | 6種類のファーストビュー CTA機能 LP作成機能 |
Emanon Business | 12,800(企業ホームページ) | 6種類のファーストビュー フロントページ設定機能 CTA機能 LP作成機能 |
Emanon Premium | 27,800(企業ホームページ) | 豊富なWeb集客機能 多種多様なCTA機能 LP作成機能(複数) 配色やデザイン設定が簡単 直感操作でレイアウト設定 多言語対応 高速化機能 ブロックエディタ対応 |
Emanon Proはブログ用で、Emanon businessはEmanon Proの子テーマになります。
したがって、Emanon businessを購入するとEmanon Proを購入する必要はありません。両方使用できます。
Emanonが企業ホームページに強いと言われる特徴

エマノンが企業ホームページに強いwordpressテーマだと言われる理由は、内部SEO対策がしっかりしている点があげられます。
管理画面内から高速化の設定、タグやnoindexなども設定可能でプラグインを減らすことでWEBサイトの表示スピードUPにも繋がります。
集客に便利な機能が充実している

- CTA
- LP(ランディングページ)
- フロントページが容易に作成できる
- ブロックエディタ対応
- 専用プラグイン
企業ホームページの運営に関して、ランディングページやCTA(コールトゥアクション)を簡単な設定で設置できるのは嬉しいポイント。

business | premium | |
リリース日 | 2016/12 | 2020/8 |
価格 | 12,800 | 27,800 |
スマホ対応 | レスポンシブ | レスポンシブ |
ブロックエディタ | 別途プラグインで対応 | 同封プラグインで対応 |
私の感想ですが、businessに比べpremiumの方がシンプルでスッキリした印象を受けました。
Emanonシリーズは、今回premiumを購入したのが初めてですが…
決め手となったのは、スマホで確認してハンバーガーメニューやフッターメニュー、そしてCTAの配置など申込みや問い合わせの案内ボタンが自然な形で複数配置できる点が良いなと感じたからです。
ブロックエディタに対応
Emanonシリーズは、ブロックエディタ(Gutenberg)に専用プラグインで対応しています。
ブロックエディタ 拡張プラグイン「Emanon Premium Blocks」はEmanon premiumに同封されています。
コンテンツを作成する際の見出し・文章・画像などの投稿方法が変わりました。
wordpress公式によると旧エディタは、2021年にサポートを停止すると発表しているため、今後は全てのwordpressテーマが新エディタであるGutenbergに対応することが求められます。
- 投稿ページや固定ページの文末に表示するCTA
- 画面の右端に表示するCTA
- ページ文末に表示するメルアド収集用のCTA
それぞれワードプレス管理画面内の「Emanon設定」から簡単に設定可能です。

その他の特徴
- 多言語設定ができる
- 購入特典PDF「WordPressを使った売れる仕組みづくり」同封
多言語化は最大6言語分まで出力・制御することが可能。
なお、ページの翻訳機能はありません。
また、Emanon premium購入特典としてPDFファイルが同梱されています。
全37Pで
- お客様が商品を購入する理由について
- ネットユーザーの態度変容を促すWEBサイト構成とは
- 売れる仕組み作りについて
など、失敗事例を交えながら、ユーザーが商品購買にいたる心理などホームページ制作におけるコンテンツを考えるヒントがまとめられているので、WEB集客初心者の方は特に参考になる内容になるでしょう。
Emanon premiumで実際にホームページを制作してみました。
こんな感じです。

⇒実際に制作したホームページを見てみる
(Emanon premiumで制作したホームページへ飛びます)
Emanon premiumに同封されている
- WordPressテーマ Emanon Premium
- WordPress子テーマ Emanon Premium Child
- WordPressプラグイン Emanon Premium Blocks
を使用し、純正機能だけを利用して制作しました。
「自分のビジネスとは業種が違うんだよなぁ」と思ったかもしれませんが…
シンプルで汎用性が高いので、社名・写真・キャッチコピー・画像・文章を変えれば違う業種を問わず利用できます。


Emanon premiumを使ってみて良かった点、気になった点をあげてみます。
- 他のwordpressテーマに比べ少し割高感がある
- 良くも悪くもデモサイトのよう見栄えになる
- サイドバーのデザインが少ない
27,800円という価格は、他のSEO対策済みwordpressテーマに比べると少し高いかなという印象も受けましたが…
しかし、Emanon businessは2016年リリースということもありちょっと見た目が古く感じ、今後5年使用するテーマとしては少し微妙な印象も受けました。
- デモサイトのようなホームページが簡単に作れる
- プラグインの使用を減らしながらSEOに必要な設定ができる
- 特に不満のないホームページを制作することができた
- ブロックエディタ(Gutenberg)対応のプラグインが良い!
- 実際にクライアントさんのホームページも制作したが良い効果が得られている
良くも悪くもデモサイトのようなホームページが制作できるので、デザインが気に入れば購入してみる価値は十分にあるwordpressテーマだと思いました。
新しいブロックエディタにしっかり対応しているwordpressテーマはまだまだ少ないですが、Emanonのブロックエディタ対応のプラグインは使い勝手の良いブロックがたくさん用意されていました。
制作したホームページをページスピードインサイトで計測してみました。
今回Emanon premiumで実際に制作したホームページをGoogleのページスピードインサイトで計測してみました。

十分に良い結果が出ています。
今後ページスピードへの対応がより重要になってきます。
2021年5月よりGoogleはCore Web Vitalsという指標をランキング要因に組み込むと発表しています。
- ページの表示速度を測る「LCP」
- ユーザーが最初にクリックできるまでの遅延「FID」
- コンテンツ読み込み時に発生するレイアウトのズレ「CLS」
など、ホームページの表示速度に関するアップデートになります。
ホームページの表示速度がUI/UXを考える上で、より一層重要になってくるでしょう。
ページスピードは画像の容量を減らして高めよう!
Googleのページスピードインサイトで計測すると
- 適切なサイズの画像
- 次世代フォーマットでの画像の配信
という項目で「減らせるデータ量」が指摘されます。
画像の容量を小さくすることで、ホームページの表示速度が左右します。
私が使用しているのは下記サイトです。
いずれも対応。(切り替え必要)
ファイルをドラッグ&ドロップで簡単に圧縮してくれるので、画像をエディタに突っ込む前にこちらで圧縮して利用しています。
このひと手間で、ページスピードが大きく改善されますので画像を多用しているWEBサイトほどおすすめです。
- Contact Form 7(メールフォーム作成)
- Emanon Premium Blocks(ブロックエディタ対応)
- EWWW Image Optimizer(画像ファイル圧縮)
- Google XML Sitemaps(XMLサイトマップ生成)
- PS Auto Sitemap(htmlサイトマップ生成)
- Really Simple SSL(SSL対応)
- WebSub/PubSubHubbub(更新情報を通知)
- WP Multibyte Patch(日本語対応バグ修正)
使用しているプラグインの数は少なめです。
他に
- 表示スピード
- キャッシュ系の設定
- METAタグ設定
など基本的な設定は管理画面内「Emanon設定」にて細かな設定ができます。
Emanonはどんな人におすすめ?
Emanonは、企業ホームページ用のWordpressテーマとしては汎用性が高く業種を問わず使えますが、どんな人におすすめか?
こちらでおすすめの人、おすすめしない人をまとめました。
- ホームページ制作したことない人
- 型にはめて制作したい人
- デザインに高級感がほしい企業
自由度が高い反面、自分(自社)の業種に合わせて制作するには構成や見せ方の工夫が必要になります。
業種にあったWordpressテーマが良い方はこちらのページからご覧ください。
⇒企業ホームページにおすすめのWordpressテーマ特集
⇒建築・製造業におすすめのWordpressテーマ特集
- 汎用性の高いテーマが良い人
- 落ち着いたデザインのテーマが良い人
- SEO対策を重視したい人
- 見込み客はスマホユーザーが多い企業
- ユーザーにとって使い勝手が良いテーマが良い人
このような方におすすめです。
結論「スマホで閲覧するお客様が多い。という企業におすすめしたいWordpressテーマ
PCで閲覧してもシンプルで落ち着いたデザインなのですが、スマホユーザーに対して操作性や申し込みまでの導線が作りやすいテーマです。
「PCは無くてもスマホは持っている」という人が多いので、一般の顧客にサービスを提供するビジネスならこのエマノンpremiumはおすすめです。
あなたも、このエマノンのデモサイトをチェックする際は、実際にスマホでご覧になってみてください。
申し込みまでの導線設計がイメージしやすいということを実感すると思いますよ。
まとめ
※Emanon premiumのデモサイト
結局、検索エンジンからアクセスを集めたいなら内部SEO対策済みWordpressテーマは必須です。
そういった意味でも、このEmanonはしっかり設計されたテンプレートだといえます。
Emanon premiumを実際に購入して使っていますが、シンプルで汎用性が高いので業種を問わないWordpressテーマです。
そのうえSEOや集客を第一に考えるならおすすめできます。
デザインやスマホ画面での使い勝手の良さを感じたならおすすめできますし、デザインになれていないけど恥ずかしくないホームページを制作したいという制作者の方にもおすすめです。
※外注で制作する場合は別途30,000円のライセンス契約が必要
また、Emanon businessでも良いと思います。この辺はデザインの好みにもよると思いますが、premiumより半額以下なのは魅力。
ただしブロックエディタに対応するプラグインは別途3,680ですのでその辺も踏まえて検討する余地はあるでしょう。
Emanon premiumで実際、外構工事業や外壁塗装業のクライアントさんのホームページ制作にも使用しています。
同じようにEmanon premiumを利用してホームページを制作してほしいという、企業様は下記よりご相談ください。
クライアントさんに許可をいただいていますので、実際に制作したホームページもお見せします。
『勝ちパターンで企業ホームページ制作します』
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