『外壁塗装の集客はどんな方法があるのだろう』
『元請け頼りでなく自社でも直接工事の受注を増やしたい』
『塗装業のWEB集客はどうしたら良いの?』
外壁や屋根塗装の集客を考える上で抱える、このような疑問を解決します。
こんにちは。
橋と申します。
私はSEOコンサル、WEBマーケティングで建設業を中心に中小企業の集客サポートをしています。
このページでは、外壁塗装のWEB集客をおこなう上で、具体的な集客方法の種類や特徴、メリット・デメリットなどご紹介しながら、塗装業の集客に効果的な方法をご紹介します。
私自身、実際に工事会社のWEB集客を一括でお引き受けしていて効果が出ている方法なので、参考にして頂ければ幸いです。
本記事の内容
73%…この数字ご存知ですか?
この73.3%という数字、実は中小企業が倒産する第1位の原因です。

参考:中小企業庁-倒産の状況-
- 集客できない
- 販売できない
実に100件中72件。4件倒産すれば3件は販売不振が原因で倒産しているそうです。
いきなり衝撃的な数値を紹介しましたが…
このデータは中小企業庁が発表しているデータです。
多くの塗装屋はハウスメーカーやリフォーム業者、ゼネコンなどの下請け工事をメインにしているでしょう。
しかし、今が良くてもこの先も安泰とは限りません。
インターネットが普及した今、自社で集客して元請けの立場になることも可能な時代になりました。
今はインターネットで新たな集客の窓口を作ることができる
その理由と方法についてここから紹介していきます。
外壁塗装の集客、施工会社ほどネット集客にチカラを入れるべき!その理由とは

現在のようにインターネットが生活の一部になる以前は、塗装、建築板金・外構などの施工会社の集客と言えば、折り込みチラシやDM、ラジオや雑誌などを使うのが一般的でした。
また、多くの施工会社はハウスメーカーや建築・土木のゼネコンやリフォーム業者の下請け工事がほとんどだったでしょう。
営業力のある大手が強い時代でした。
対して、インターネットの普及した現在は、
塗装屋もホームページやSNSなど自社のメディアを持って直接、工事を受注する企業が増えています。
塗装屋はホームページにお金をかけ、積極的にWEB集客を活用している会社が増えていると感じていますが、まだまだゼネコンの下請け工事メインの会社が多いかなぁという印象です。
まだまだチャンスがあります。
顧客も外壁塗装や屋根の塗り替えなど、直接、塗装屋に依頼する人が増えている

インターネットの普及は、ユーザーの行動も変えました。
今まではハウスメーカーやリフォーム業者に依頼するしかなかった塗装工事を、スマホやパソコンで検索して直接、塗装屋に依頼するケースが増えました。
外壁塗装工事は、
- 直接、施工会社に依頼する方が安い。
- 要望を聞き入れてくれてくれそう。
と考える人が増えました。
WEB集客の仕組みを利用すると、中小企業や個人事業でも集客力が持てる!
インターネットの集客は、
「外壁の塗り替え工事をお願いしたい」
「屋根の塗装をしてもらいたい」
と検討しているユーザーに効果的なアプローチすることができます。
ホームページが検索結果に表示されると「興味・関心のあるユーザー」が向こうから訪れて、あなたの会社のサービスを知ってくれます。
SNS広告では、年齢・地域、性別などターゲットを絞って広告を出すことができます。
インターネットは新聞の折り込みチラシやDM、雑誌広告などより効率的に集客できるので、今まで営業マンを雇ったり、広告料に大きな資金を投入するのに難しかった中小企業ほどおすすめです。
外壁塗装会社のWEBを活用した集客方法とは
塗装業にとって、集客方法にはどのような種類があるのか一覧にまとめました。

では、ここから集客方法について一つひとつ見ていきましょう。
自社のホームページを制作する
ホームページは自社のメディアとして、文字数や時間などの制約はほとんどなく自由に発信できるメディアです。
自社のホームページではサービスの紹介や申し込みフォームを設置することによって、「インターネット上に構えたお店」と理解して頂ければ良いです。
ホームページが必要か不要か。
という議論もありますが、WEB集客や自社のブランディングをおこなっていくなら、欠かせないのが自社のホームページになります。
検索エンジンからの集客(SEO対策)
検索エンジンから集客するためにはホームページが必須です。
「このキーワードの検索結果で上位に表示したい!」と対策する技術のことです。

GoogleやYahoo!など検索エンジンで多くの会社が検索上位を目指す理由は、
見込み客に対してアプローチできるからです。
すでに施工を検討している見込み客は
- 「塗装屋 ●●(地域名)」
- 「外壁塗装 ●●(地域名)」
- 「屋根塗装 ●●(地域名)」
というようなキーワードを打ち込んで検索します。
「どの業者に頼もうかなぁ」と検討している見込み客なので、成約率が高いのが特徴です。
- ホームページ制作の初期費用がかかる
- ホームページ制作会社によって費用・集客効果が違う
- SEO対策で検索結果の上位に表示する必要がある
- ライバル企業が強いと上位表示しにくい
- アクセスが集まらなければ集客できない
- GoogleやYahoo!検索からアクセスを呼び込むには半年から1年程度かかる
- 一度、検索結果からアクセスが集まると安定しやすい
- 他のメディアに比べ運営コストを抑えられる
- ホームページの修正・改善が容易
- 企業のブランド力を高められる
- SNSとの連携がとれる
MEO対策とは。「MEOはすぐに始めるべき!」
ちなみに、WEB集客に関する情報を調べていると「MEO対策」というキーワードを目にした方もいらっしゃると思います。
「外壁塗装 ●●(地域名)」など地域名を入力してローカル検索した際に表示される地図検索のことです。

Googleが提供するサービスで、『Googleマイビジネス』というアカウントを取得して設定することができます。
(業者に依頼した場合、MEOアカウント開設・設定料金の相場は30,000円です)
住所・営業時間帯・連絡先・ホームページのURL・スタッフや施工写真などを登録して、口コミを集めるなどの対策をおこなうと近くで検索した人に対して上位表示されやすくなります。
(定食屋やラーメン屋など検索したときに表示されるのと同じ仕組みです。)
検索結果に表示されるのは上位3社までが一般的。
ホームページとの連動性が高い傾向にあります。
ブログを始める
ブログってどうなの?
という考えている方もいらっしゃると思いますので、少し触れておきましょう。
アメブロやlivedoorブログなどを利用して、施工事例を紹介したり社長や従業員が日々の出来事を更新するなどの方法もありますが、無料ブログ単体でアクセスを集めるのは非常に難しいです。
TwitterやInstagramなどと連動してアクセスを集めるか
FacebookページやLINEで投稿した方が今なら良いでしょう。
SNSで集客する

効果的に認知を広めている会社も増えていますが、
企業が扱うサービスや、顧客の年齢層などターゲットによって使い分ける必要があります。
また、SNSは企業の公式アカウントでの運用は難しく、上手くいっている企業は「社長」や「スタッフ」など個人のアカウントで運用してるケースが多いです。
FacebookはTwitterに比べ30代・40代・50代が多い傾向
Instagramは女性が多い傾向
LINEはSNSではダントツに利用者が多いです。
参考:総務省情報通信政策研究所
自社のYouTubeチャンネルを開設して発信する

「今はYouTubeの時代だ!」と言われています。
(ちなみに、YouTubeもSNSの一つです)
その理由は、
- 写真や文字より動画の方が伝わりやすい
- 『人』が見えるので親近感を持ってもらいやすい
という点もあげられます。
ただ、YouTubeは企業のサービスによって相性がありますし、視聴者が興味を持ち、面白い・役に立つ。といった動画でなければ再生数を伸ばすのは難しいです。
全国展開している企業や、通販で商品を販売している企業にとっては有効な手段でしょう。
工事できる商圏が限られている塗装会社は簡単ではありませんが、自社のホームページに動画を掲載する目的でチャンネルを持つケースもあります。
- 動画を制作するのに手間がかかる
- ファンを増やすのが難しい
- 再生回数を伸ばすのが難しい
- 視聴数を伸ばす動画の企画が難しい
- ネタ切れしやすい
- 安く動画編集してくれるフリーランスもいる
- 基礎的な編集スキルなら短期間で身につけられる
- ホームページ内でユーチューブ動画を見せることができる
- 企業ブランディングを高められる
- 影響力を高められる
オウンドメディア運営でブランディング・認知を広げる
オウンドメディアとは、自社の認知やブランディング、プロだから知る業界の情報など自社に関連する情報を発信するメディアのことを言います。
プログラミングスクールが「ITに関する情報を発信する」
塗装屋が「塗装に関する専門情報やリフォーム会社の選び方を発信する」
など、今すぐにサービスを利用しそうな顧客ではなく、将来的に自社のサービスを利用しそうな人へ、認知やブランディングする目的で運用されるケースが多いです。
主に検索エンジンからアクセスを集める目的で記事を更新していきます。
また、SNSとの連動性も高いです。
商圏が広い塗装会社であればオウンドメディアは有効でしょう。
また、商圏が狭い場合でも、ブランディングや業界での知名度向上、アクセスを集め広告料(商品や他社企業の紹介など)を目的として運用するケースもあります。
インターネット広告を利用する

- リスティング広告(Google・Yahoo!など)
- SNS広告(Twitter・Facebook・Instagram・LINEなど)
- アド広告(WEBサイトの広告枠に掲載)
- アフィリエイト(成果報酬型)
- 動画広告(YouTubeなど)
様々な媒体に広告を出稿することができます。
インターネットの広告市場は、2019年に国内の総広告費でテレビ広告を抜いたという報道がありました。
参考:ネットが初のテレビ超え:広告費に見る時代の転換点|ニッポンドットコム
インターネット広告が優れている点は
- 地域別
- 男女別
- 年齢別
- 検索キーワード(検索連動広告)
- 一度クリックしたユーザーにのみ広告(リターゲティング)
- 関心があるユーザーにのみ広告(リターゲティング)
というようにセグメント(断片や一部という意味)を切って広告を出稿できるという点です。
1クリック毎に費用が計算されるものや
1再生あたりいくらなど。
数千円、数万円から出稿できるという手軽さもメリットの一つ。
(サービスを紹介する縦長のページ)
また、広告費はほとんどの場合、入札方式です。
競合する企業が多いと広告単価が高騰してしまいます。
『広告の反応はあるのか?』
費用をかけて改善しながら運用していく必要があります。
もう一つのデメリットは
積み上げにならないこと。
広告出稿を止めたら、集客もストップします。
ホームページのようなブランディングも弱いこと
- すぐに集客できる
- 広告の効果を計測できる(例:100人中3人が申し込んだ/5,000円で1件決まった)
- 事前に予算を設定できる
- 出稿する・出稿を止めるを決められる
外壁塗装の見積もり比較サイトを利用する
左:外壁塗装の窓口さん
右:外壁塗装の案内所さん
外壁塗装の見積もり比較サイトは、外壁や屋根の塗り替え工事を検討しているユーザーが一括で複数社の見積もりをとれるサービスです。
見積もり比較サイトでは、提携企業を募集しています。
「当社の見積もり比較サービスに提携して頂けませんか?」と電話営業を受けたという方もいらっしゃるかもしれませんね。。
- 見積もり比較サイトを通すので、お客さんの工事費用自体は割高になりやすい
- ユーザーが見積もりを比較するので、価格競争に陥りやすい
- 提携するだけで見込み客に見積もりを提出できる
WEB広告と同じように、企業のブランディングや認知拡大には繋がりにくく、その都度の営業になります。
チラシ・CM・雑誌などアナログメディアで宣伝
旧来からある一般的な広告です。
インターネットの時代だからこそ、逆にうまく活用して売り上げをあげている企業もあるようです。
ただ、WEBメディアと違うのは「今すぐ客」へ絞ったアプローチが難しいという点です。
新聞折込チラシやDM、雑誌、ラジオやテレビCMは広く認知を広げるには有効ですが、資産性も低いのがデメリット
不特定多数への宣伝になるので、WEBメディアより費用対効果が低くなる傾向にあります。
先ほどご覧頂いた画像で「アナログとの連携」と紹介しました。
具体的には「詳しくはWEBで」「●●と検索」というように、「興味を持ってくださった方」へ、限られた広告のスペースや時間では伝えられなかった内容を、自社のホームページへ誘導することで伝えることができます。
外壁塗装業にホームページの集客が有効な理由

塗装業の集客方法を紹介してきましたが、実際にどんな方法が有効なのか、WEB集客を生業としている私の見解も含めお伝えしていきます。
ホームページをすでに開設している企業の方は、
「▼【具体例】塗装業の集客方法」へスキップしてご覧ください。
自社ホームページがあるかないかで信頼度が変わる時代
塗装会社の規模感に関わらず、結局、ホームページはあった方が良いです。
今はスマホの普及と共に誰もがインターネットを利用するようになりました。
チラシやDMを見た人も、
営業マンの飛び込み営業を受けた人も
「この会社ってホームページはあるのかな?」と探す人が多いからです。
「●●という会社で外壁塗装を検討しているんですが、ホームページがないみたいなんです。どなたか●●という塗装屋で塗り替えした方いませんか?感想を知りたいです。」という投稿を目にします。
「ホームページがないけど大丈夫?」と不安に思う方も少なくありません。
ホームページは外壁塗装をお願いしたい「今すぐ客に宣伝できる」
顧客の関心度を示すのに
- 顕在層(けんざいそう)
- 潜在層(せんざいそう)
と言い表すことがあります。
顕在層・潜在層を表にまとめましたのでご覧ください。

工事を依頼しようと考えている見込み客がGoogle検索に
- 「外壁塗り替え ●●(地域名)」
- 「屋根塗り替え ●●(地域名)」
- 「外壁塗装 ●●(地域名)」
と、キーワードを打ち込んで検索します。

すでに「外壁塗装工事を依頼したい」と考える見込み客に対して、ホームページを見てもらえるので、検索エンジンからの集客は効果的なのです。
他の広告やメディアとの連動性も高い
FacebookやYouTube、TwitterなどSNSを活用するにも、「詳細はこちら」「お申し込みはこちら」など、自社のサービスについてまとめた情報があった方が良いでしょう。
TwitterやFacebookはタイムリーな情報を発信するのに適していますが、情報を整理して伝えるのに適していません。
YouTubeも動画ごとに視聴するため、「詳しくはホームページを見て下さい」と伝えた方がすっきりします。
運用歴が積みあがるので資産性も高いです。
【具体例】外壁塗装のWEB集客。具体的な戦略とは

外壁塗装の集客を効率的に行う方法をご紹介します。
塗装会社の多くは、職人がメインでWEB専属のスタッフがいない。という会社さんも多いでしょう。
そのような中小企業や個人事業の会社さん向けに、私自身が実際に提案している現実的なWEB集客方法をご紹介します。
外壁塗装で即効性のあるのWEB集客方法の具体的ステップ

即効性に加え、将来も見据えて安定的に集客していくなら
- ホームページを制作してSEO対策をおこなう
- ランディングページを作って広告を運用する
この2つの施策を同時に走らせるのが現実的です。

ホームページは検索結果で上位表示すると継続性・安定性がありますが、新規でホームページを制作してから上位に表示するまで半年から1年程度かかります。即効性はありません。
広告は先ほどお伝えしたように、ランディングページを用意してお金さえ払えば今日からアクセスを集めることができます。
即効性がある反面、出稿をストップしたら集客もピタッと止まります。
- ホームページを制作する(LPも)
- SEO対策を始める(MEO対策も施す)
- 上位表示するまで広告で集客する
- SEO対策で検索結果からアクセスが集まり始めたら広告を止める
- SNSの運用を始める(さらに認知を広げるなら)
という流れが有効です。
私がSEO対策のプロということもあり、クライアントさんはこのような手順で集客するケースが多いです。
また現在、下請け工事がメインだから、
すぐに集客する必要はないけど元請け頼りのリスクを分散して利益拡大するために自社仕事を増やしたい!
という理由から
- ホームページを制作する(LPも)
- SEO対策を始める(MEO対策も施す)

という流れで、半年くらいを目安に集客を増やしているクライアントさんも多いです。
広告やSNSなどの提案もできますが、ホームページ集客で元請け・自社工事の両方をこなすのに一杯いっぱいになるケースが多く、この時点で「依頼を受けきれず断る」くらいの件数になる施工会社さんも少なくありません。
今は塗装業など建築土木業界はスタッフを確保するのも難しい時代ですからね。
「職人さえいればもっと工事できるのに…」という声をクライアントさんから聞きます。汗
経費をかけないならFacebookやTwitter・Instagramを利用する方法があります。
Instagramでは、自社で施工した素敵な写真を掲載すると良いでしょう。
Twitterは20代30代、Facebookは40代50代のユーザーが多い傾向にあります。
ただ、SNS運用は向き不向きもあります。
フォロワーを増やすには時間と手間もかかるため、増やしたフォロワーは資産となりますが即効性はありません。
『SEO対策って実際どんな効果があるの?』という疑問にお答えする記事をこちらにまとめましたので参考にどうぞ
さいごに
集客方法は様々ですが、外壁塗装業でも
- 自社でWEB担当がいる。
- 自社でWEBに時間をさけない
という違いでも戦略は変わってくるでしょう。

もちろん、WEB集客をプロに任せるという方法もありますが、
広告運用のプロもいればホームページ制作やSEOの専門もいますし、SNS運用を代行してフォロワーを増やす専門職もあります。
それぞれ専門分野も分かれる。ということはご理解いただけたと思います。
(私はSEO対策とWEB集客が専門です。ヾ(*´∀`*)ノ)
ホームページ運営にお困りでしたら、ご相談ください。
無料相談を受け付けております。
ホームページの改善やSEO対策の提案はもちろん、各クライアントさんに合わせた複数のご提案ができると思いますので、お気軽にご利用ください。
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